今日は、「超じんせーエンジョイ!たまごっちプラス」の発売日。
ジャスコ○都呂店は入荷100個を、昨日までの申込者による抽選販売。開店前、正面入り口ドアの嵌め込みガラスに、当選者100名の名前が張り出されていた。
ジャスコ○松西店には、開店時間の数10分前から大人子供(わが親馬鹿子)が、1階エスカレーター前に並び始めた。その数、30数人。「これは???」と、なんだか期待を抱かせるきわどい人数に、早くもズボンのポケットをまさぐり、3000円しか入っていない財布をしきりに手で触り始めた。手に汗握る瞬間とはこのことを言うのか?!元来、田舎生まれに何か買う為に並んで待つなどと言うハシタナイ経験はない。まして、戦前・戦中生まれでもないし、当の石油ショック時も記憶にない歳だ。更には、かつて共産圏の国々によく見られた街角の光景、人が並んでいればその先に何があるかわからないが取り合えず列に着くと言うお国柄でもない。しかし今と昔、並ぶ・待つの意味合いは随分と違うものがある、生きる為に並ぶのか?たまごっちの為に並ぶのか?が‥。
さて、あちらのジャスコさんが100個の販売数なら、こちらは多少規模が小さいながらも半分の50個は堅いだろうと勝手に想像していた。
後ろに並ぶ親子に多少の優越感を持ちながら、そして共に戦う戦友意識で情報交換が始まる。その人は、8時頃既にトイザラスの販売数340個の争奪競争で惨敗を喫したらしく、比較的穏やかなジャスコの雰囲気に、やはり安堵の気配をむんむん漂わせていた。
さあ!開店の9時。警備員が立入り禁止のバーを持ち上げた。そして、ジャスコ○松西店の店員Aさんのバリトンが響いた。「さあ行きましょう。慌てないで決して走らないように!」(なんだまるでビップ待遇じゃないか)我々は逸る気持ちを抑え、小走りに目指す3階オモチャ売り戦場へと大名行列した。
しかし、しかし、3階まで意気揚々と足を運んできた我々の前に、驚くべき光景が拡がっていた。なんと上階の駐車場に停めた敵兵が、女子供引き連れ既に並んでいたのである。
1階で待っていた我々は、ここがたまごっち売り場の入口最前線であると警備員に指示され、待ち並んでいた筈だった。店員Aさんの耳障りなバリトンがとんでもないことを言い始めた。「はい、こちらの列の後ろに並んで下さい」と。
『どういうことだー。話が違うじゃないかー』1人の男性客の怒声が響いた。他のお客から『おう、一体何個販売するんだ?』疑問が不信にそして不安に駆られたお客から堰を切ったように次々と質問が浴びせられる。バリトン店員Aさんもお客の勢いに圧倒されたのか、しどろもどろに意味不明な言葉を繰り返すばかり。「すみません。何個なのかわからないんです5&#7’”・・・・・・。すみません。ちょっと待って下さい・・・。」「昨日お店に届いたばかりで開封もしていなんです。すみません。」
結局、ジャスコ○松西店の販売数は28個だけ。どんな販売方法がよかったのか?単に現場の行き違いなのか?現場は本当に何も知らなかったのか?いずれにしてもその場の状況・雰囲気を読んでから臨機応変に対応すれば暴徒化寸前のお客の怒りはなかった筈。本当の戦場になるところだった。。。?
たまごっちはどんどん進化していくのに、我々親馬鹿消費者は退化するばかり。でも、何かを得る為に徹夜してでも並ぶ人々の気持ちが、あのゾクゾクする堪らない高揚感が、田舎生まれにも少し理解できたかな。
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